石井啓一国土交通相は4月1日の閣議後会見で、2020年に4000万人という新たな訪日外国人旅行者数受け入れ目標の達成に向けて、全国の空港の機能向上に取り組む考えを示した。
まず、訪日外国人旅客のほぼ半数が利用する首都圏の空港について石井国交相は「羽田空港の飛行経路見直しなどを着実に実施するほか、羽田や関西空港での深夜・早朝時間帯の利用促進のためのアクセス充実も加速させたい」と空港容量拡大等に意欲を示した。
地方空港について国交相は「コンセッションの推進、CIQ機能の向上、グランドハンドリング体制の充実、那覇空港の滑走路増設などの取り組みを進めていく」と述べ、地方空港の機能向上も併せて進めていく考えを示した。