トヨタ自動車が、主に北米市場で販売している大型ミニバン、『シエナ』。同車の最新モデルが米国市場において、リコール(回収・無償修理)を行う。
これは4月上旬、米国トヨタ販売が明らかにしたもの。2016年モデルのシエナに関するリコールの内容を公表している。
今回のリコールは、シートベルトの不具合によるもの。米国トヨタ販売によると、シエナの前席シートベルトの高さ調整機構に誤った部品が使用されている可能性があり、事故の際、部品が破損し、シートベルトが本来の性能を発揮しない恐れがあるという。
リコールの対象となるのは、2016年モデルのシエナ。米国で販売されたおよそ230台の車両が、リコールに該当する。
米国トヨタ販売は、対象車を保有する顧客に連絡。販売店において、前席シートベルトの高さ調整機構の部品を交換するリコール作業を実施する予定。