富士ソフトは5月9日、AUTOSAR仕様をベースとした車載制御システム向けソフトウェアプラットフォーム(SPF)を開発・販売するAPTJが実施する第二期第三者割当増資を引き受け、追加出資すると発表した。
富士ソフトは、2008年よりAUTOSARに加入し、産学連携として名古屋大学大学院情報科学研究科附属組込みシステム研究センター(NCES)との車載制御システム向けSPFに関する共同研究に参画してきた。その中でAPTJは昨年9月、名古屋大学発ベンチャー企業として国産車載制御システム向けソフトウェアプラットフォーム開発を目指して設立。富士ソフトは、APTJが11月に実施した第一期第三者割当増資3000万円を引き受け、技術者も参画している。
今回、APTJが実施する第二期第三者割当増資5億1900万円も引き受け、資金面の協力を強化。車載組込みソフト開発の経験と技術力を活かし、自動車組込み制御分野での事業の拡大を進めるとともに、自動車産業の国際競争力強化へのさらなる貢献を目指す。