トヨタ通期決算、3年連続で過去最高益更新も今期見通しは営業益4割減

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トヨタ自動車は5月11日、2016年3月期(2015年4月~2016年3月)の通期連結決算を発表した。

それによると、売上高28兆4031億円(前年同期比+4.3%)、営業利益2兆8539億円(+3.8%)、税引前純利益は2兆9833億円(+3.1%)、純利益は2兆3126億円(+6.4%)だった。売上高は2年連続で、営業利益、税引前純利益、純利益は3年連続で過去最高を更新した。

日本、海外を合わせた自動車の連結販売台数は、前期比3.2%減の868万1000台。日本での販売台数は同4.4%減の205万9000台、海外は北米は好調だったものの、アジアや中近東などで販売台数が落ち込み、同2.9%減の662万2000台だった。

営業利益の増益要因としては、原価改善の努力が3900億円、為替変動の影響が1600億円、その他の要因が134億円。一方、減益要因は、諸経費の増加ほかが3400億円、販売面での影響が1200億円あった。

今期の業績見通しについては、売上高26兆5000億円(-6.7%)、営業利益は為替変動の影響が9350億円に膨らむとして1兆7000億円(-40.4%)と大幅な減益を予測。税引前純利益1兆9000億円(-36.3%)、純利益は1兆5000億円(-35.1%)とした。なお、熊本地震に伴う工場稼働停止の影響は織り込んでいない。

《纐纈敏也@DAYS》

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