中国新車販売、6.3%増の212万台…2か月連続で増加 4月

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トヨタ ヴィオス(中国仕様)
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中国汽車工業協会は5月11日、中国における4月の新車販売の結果を明らかにした。商用車と輸出を含めた総販売台数は、212万2400台。前年同月比は6.3%増と、2か月連続で前年実績を上回った。

中国政府は2015年9月下旬から、排気量1.6リットル以下の小型車に対する自動車取得税の減税を開始。この効果で、新車需要が盛り返している。

日系メーカー3社の4月実績では、日産自動車が9万6200台を販売。前年同月比は0.7%増と、2か月連続で前年実績を上回った。中国政府の減税策を受けて、乗用車では『シルフィ』が、引き続き好調だった。

トヨタは10万1100台を販売し、前年同月比は9.2%増と、4か月連続の前年実績超え。これは、減税対象となる排気量1.6リットル以下の『カローラ』を中心に、『レビン』や『ヴィオス』の好調な販売が続いているため。

ホンダは8万4648台を売り上げ、前年同月比は18.3%増と、2か月連続で前年実績を上回った。『CR-V』の販売が、前年同月比48.3%増の1万4033台と、3か月ぶりに増加。2014年秋に投入された『ヴェゼル』は、29.3%増の1万1737台と、好調が持続する。

中国の2015年の新車販売は、商用車と輸出を含めて、前年比4.7%増の2459万7600台と過去最高。3年連続で2000万台を突破すると同時に、米国を上回り7年連続で世界一となっている。

《森脇稔》

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