フランスの自動車大手、PSA(プジョー シトロエン)グループは5月11日、中国の東風汽車グループ(DFG)との提携を、さらに拡大すると発表した。
PSAグループは2014年2月、東風汽車と資本提携。中国市場を重視するPSAグループが、中国での事業を推進するために選んだパートナーが、東風汽車だった。
2015年4月、上海モーターショー15では、両社が提携拡大を発表。その中でも、柱となるのが、BおよびCセグメントのグローバル車台を共同開発すること。この新型車台は、新世代のモジュラー車台「CMP」と呼ばれ、プジョー、シトロエン、DS、東風の各ブランドに採用される。
今回、PSAグループと東風汽車は、さらなる提携の拡大を発表。その内容は、CMPのEV用プラットホーム、「e- CMP」を、両社が共同開発すること。2019年以降、e- CMPをベースにしたBおよびCセグメントの新型EVを、プジョー、シトロエン、DS、東風の各ブランドから発売する計画。
PSAグループのカルロス・タバレス会長は、「将来のe- CMPプラットホームが、東風汽車との協力関係の主要なマイルストーンになるだろう」とコメントしている。