ヤマハ発動機は5月11日、2016年12月期の第1四半期(2016年1月-3月)連結決算を発表した。
それによると、売上高は3829億円(前年同期比-1.7%)、営業利益は323億円(-11.8%)で第1四半期としては4年ぶりの減益。経常利益は281億円(-22.1%)、四半期純利益は207億円(-19.7%)だった。
先進国事業は、二輪車事業では黒字となったものの、販売台数減少や円高影響により、減収減益となった。マリン事業では、北米での大型船外機の販売が増加したことにより、増収となったが、円高影響などにより減益。特機事業では北米でのROVの販売が増加し、増収増益となった。新興国二輪車事業は、販売台数は増加したものの、新興国通貨安影響により、減収となった。営業利益は、各地域での高価格商品の販売増加やコストダウンなどの効果により、通貨安などの影響を吸収した。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。