富士重工業は、開発リソースの集中による自動車部門の競争力強化を図るため、10月1日より産業機器カンパニーをスバル自動車部門(スバル・オートモーティブビジネス)に統合すると発表した。
今回の事業統合により、産業機器カンパニーは社内カンパニーから、スバル自動車部門の一部となる。産業機器事業の既存製品の製造・販売・サービスは当面継続するが、開発案件を停止することで、その開発人員などの経営資源を順次、スバル自動車部門へ投入していく計画だ。
同社は、2014年5月に発表した中期経営ビジョン「際立とう 2020」にて、「スバルブランドを磨く」ことを重点取り組みとして掲げている。取り組みの加速には、自動車部門の開発リソース増強が重点課題のひとつであると認識しており、全社的な経営資源の配分最適化の観点から、今回の決定に至った。
同社では、計画の詳細について今後検討を進めていく。