韓国ヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)。同社がデザイン担当の新たな副社長を、英国の高級車メーカー、ベントレーから引き抜いた。
これは5月16日、ヒュンダイが明らかにしたもの。「SangYup Lee氏を、6月に発足するヒュンダイデザインセンターのデザイン担当副社長に起用する」と発表している。
SangYup Lee氏は韓国出身。大学卒業後、ピニンファリーナやポルシェデザインセンターで活躍。1999年にはGMに移籍し、『カマロ コンセプト』などのデザインを手がけた。
その後、フォルクスワーゲングループオブアメリカのチーフデザイナーに就任。2012年末からは、フォルクスワーゲングループ傘下の英国高級車メーカー、ベントレーの外装および先進デザイン部門のトップの地位にあった。
ヒュンダイは、「世界の自動車産業において、最も成功を収めた韓国人デザイナー、SangYup Lee氏が、ジェネシスブランドのデザインアイデンティティ構築やデザインの競争力引き上げに貢献してくれるだろう」とコメントしている。