富士通テンが発表した2016年3月期の連結決算は、営業利益が前年同期比95.3%増の54億9300万円とほぼ倍増した。
売上高は同10.1%増の3632億8700万円と増収だった。インフォテインメント機器、衝突安全・予防安全機器などの販売が好調だった。
増収効果や利益率の高い製品の販売が伸びたため、大幅増益。経常利益は同45.5%増の40億2600万円だった。当期損益は12億2400万円の赤字で、前年同期の17億9900万円の赤字からは改善した。
今期の通期業績見通しは、衝突安全・予防安全機器が伸びることから、売上高が同0.6%増の3657億円、営業利益が同9.2%増の60億円、経常利益が同36.6%増の55億円と増収増益を予想。当期純利益も3億円と黒字転換する見込み。