京都鉄道博物館(京都市下京区)は8月4日、検測車の『キヤ141』系気動車や蒸気機関車の『7100』形7105号機、トヨタ『プリウス』の装飾車「トレインプリウス」を、本館1階の車両工場で展示すると発表した。
京都鉄道博物館は2016年4月にオープンした博物館。蒸気機関車の動態保存を行ってきた梅小路蒸気機関車館を拡張する形で整備された。本館1階の車両工場には営業線につながっている引込線が設置されており、展示車両を入れ替えることができるようになっている。
キヤ141系は、走りながら線路施設や電気施設の状態をチェックする車両。「ドクターWEST」の愛称が付けられている。8月12・13日の2日間、車両工場で展示される。
7105号は、北海道初の本格的な鉄道である官営幌内鉄道の開業にあわせ、米国から輸入された蒸気機関車。「義経」の愛称が付けられている。現在は京都鉄道博物館で動態保存されており、通常は扇形車庫(旧・梅小路蒸気機関車館)の1番庫で展示されているが、8月7~10日の期間中は転車台など車庫外での展示を実施。さらに8月14~27日の期間中は車両工場で展示される。
「トレインプリウス」は、京都鉄道博物館と京都トヨペットのコラボレーション企画の一環として、トヨタ自動車が製作した新型プリウスの試乗車。車体はトレインマークで装飾されている。8月10日の12時から11日の17時まで、「トレインプリウス」8台が車両工場で展示される。