トヨタ自動車は8月22日、ロシアのサンクトペテルブルク工場において、『RAV4』の現地生産を開始した。
ロシアではSUVセグメントの人気が高く、RAV4はトヨタの同セグメントにおける主力モデル。今後も高い需要が期待できるとともに、よりタイムリーに顧客に提供していくことを目指し、現地生産に踏み切った。
RAV4の現地生産の準備として、トヨタはサンクトペテルブルク工場に約148億円を投資。工場の拡張や設備の改修、組み立てや車体プレス工程のいっそうの自動化を進めてきた。
RAV4の現地生産が始まったことにより、サンクトペテルブルク工場の生産能力は、これまでの年間5万台程度から、最大で10万台程度まで増加する。約800人の新規雇用も創出される見込み。
トヨタは2007年から、ロシア・サンクトペテルブルク工場で『カムリ』を現地生産。RAV4は同工場にとって、2番目の生産車種となる。RAV4はカムリ同様、ロシア国内向けのほか、カザフスタンとベラルーシに輸出される。