ホンダは8月25日、スポーツカー『NSX』の2代目となる全面改良モデルを発表し、国内での受注を始めた。発売は2017年2月下旬で、日本では初年度100台の販売を計画している。価格は2370万円(税込)。
NSXの初代モデルは1990年から2005年まで販売されており、11年ぶりの復活となった。都内で開いた発表会見で八郷隆弘社長は「人々の生活に役立つ製品づくりと、操る喜びの追求はホンダの両輪。時代や環境がどう変わろうと、操る喜びの追求はホンダの永遠のテーマだ」と、復活にかけた思いを語った。
また、経営のなかでの高級スポーツカー投入の意義について、「確かに収益面などでは苦しいところもあるが、当社のテーマに挑戦し、こうしたスポーツカーを送り出すことがブランド価値の向上にもつながる」と、指摘した。