ドイツの自動車大手のダイムラーと、中国BYD(比亜迪)が立ち上げた新ブランド、「デンツァ」(DENZA)は8月下旬、新型EVの『デンツァ400』の生産を中国工場で開始した。
『デンツァ』は同ブランド初の市販EVとして、2014年4月、北京モーターショー14で発表。今回、生産が開始されたデンツァ400は、その進化バージョンとなる。
デンツァ400は、リチウムイオンバッテリーの蓄電容量を47.5kWhから62kWhにアップ。1回の充電での最大航続可能距離を300kmから400kmに引き上げるなど、アップデートが図られた。
8月下旬、ダイムラーとBYDの合弁会社「深センBYDダイムラー・ニューテクノロジー社」から、デンツァ400の量産第一号車がラインオフ。工場の従業員が、第一号車の出荷を祝福した。
ダイムラーの中国担当、フベルトゥス・トロスカ取締役は、「我々の中国合弁は、新世代エネルギー車における中国とドイツの最高の協力体制。デンツァ400が中国の顧客に、新たなレベルの運転体験をもたらすだろう」と述べている。