アストンマーティンでアジア太平洋地区の代表を務めるパトリック・ニルソン氏は8月31日、都内でグループインタビューに応じ、日本市場について「主要市場と位置付けている」とした上で、「日本のお客様はアストンマーティンととても親和性が高い」との認識を示した。
ニルソン氏は「アストンマーティンは日本を主要市場と位置付けていて、日本のお客様はアストンマーティンの考え方とすごく似かよっていて、アストンマーティンととても親和性が高い。そういった意味で日本のお客様にもっと寄り添って、アストンマーティンブランドを浸透させていきたいと考えている」と述べた。
その親和性については「まずマテリアル、クラフトマンシップ、入念な下準備、ひとりひとりの顧客に応じたもてなし。それは私どもの車に使われているハイスタンダードな材料であったり、工場で働いている匠のスキルを持った職人たち、ひとりひとりのお客様に応えていくプロセスなどが親和性と感じている」とした。
一方、この日報道陣に公開された新型車『DB11』の立ち上がりに関しては「具体的な数字は答えられない」としながらも、「すごく良いオーダーを頂いている。3月のジュネーブモーターショーの時にアンディ・パーマーCEOが1000台を超える受注を頂いていることを明らかにしたが、その傾向は現在も順調に続いており、今注文を頂いても納車は2017年以降で、かなりお待ち頂くような状況になっている」と明かした。
またアジア太平洋地区のラグジュアリーカー市場動向について「アストンマーティンに限らずアジア太平洋地域ではとても強い流れが過去5年間続いた。若干、最近は安定期に入ったかなというところではあるが、GTセグメントに対する需要はとても強い。私どもも、この流れが当面続くことを期待している」との見通しを示した。