JR東日本は9月から10月にかけ、東京駅(東京都千代田区)とドイツ鉄道(DB)フランクフルト中央駅(ヘッセン州フランクフルト・アム・マイン)の姉妹駅締結1周年記念イベント「German Fest in Tokyo station」を東京駅で開催する。
発表によると、9月21日から10月10日まで、丸の内南口改札内コンコースで姉妹駅締結に関するパネル展示を実施。10月3日から16日までは、東京駅構内の商業施設「エキュート東京」の丸の内エントランス側で、ドイツの信号機キャラクター「AMPELMANN(アンペルマン)」やDBの雑貨などを販売する。
8月から営業しているグランルーフ2階デッキのビアラウンジは、9月21日から10月10日までドイツ仕様でリニューアルオープン。ドイツビールを樽生で用意する。このほか、イベント限定のオリジナルキーリングやカードケースなどが9月21日から10月10日まで販売される。駅構内や駅周辺の飲食店でも、ドイツにちなんだメニューを提供する。
JR東日本とDBの2社は1992年、技術開発に関する基本合意書を締結した。1995年には、高速車両向けの台車を共同で開発することで合意。2社が定めた共通仕様書に基づき、JR東日本がDBのICE2用台車を、DBがJR東日本のE2系用台車を開発している。
現在は交流範囲をマーケティングや駅開発にも広げており、2015年9月には「共に鉄道を代表する歴史的建造物である等、多くの共通点」を持っているなどとして、東京駅とフランクフルト中央駅の姉妹駅協定を締結した。