【F1 シンガポールGP】通算200戦目のロズベルグが3連勝でランキング首位…アロンソも入賞

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
2016F1シンガポールGP決勝
2016F1シンガポールGP決勝 全 10 枚 拡大写真

2016年のF1第15戦シンガポールGPの決勝が18日、マリーナ・ベイ・ストリートサーキットで行われ、ニコ・ロズベルグ(メルセデス)が今季8勝目をマークした。

今年もナイトレースでのスタートとなったシンガポールGP。スタート直後からニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)がピットウォールに激突し、いきなりセーフティカー導入と波乱の幕開けとなったが、ポールポジションのロズベルグは順調にリードを広げていく。レース中のペースも順調で後半は独走状態。このまま優勝かと思われたが、最後に予想外の展開が待ち受けていた。

2番手を走るダニエル・リチャルド(レッドブル)以下、上位を争う後続集団は3回目のピットストップを敢行。特にリチャルドは短期決戦に強いスーパーソフトタイヤを選択。トップのロズベルグはピットには入らず2ストップ作戦を選ぶが、1周あたり3秒速いペースでリチャルドが接近。ついに両者の差は2秒に縮まってファイナルラップに突入。ロズベルグはスローパンクチャーのような症状を訴えペースが上げられず、そこにリチャルドが背後まで迫るが、結局順位は入れ替わらずチェッカーフラッグ。ロズベルグがベルギーGPからの3連勝で今季8勝目を手にした。2番手にはリチャルド、3番手には途中苦しいレース展開でありながらも表彰台圏内を抑えたルイス・ハミルトン(メルセデス)だった。

ちょうど通算200戦目をポール・トゥ・ウィンという最高の形で締めくくったロズベルグ。最後は僅差での勝利だっただけに無線でも雄叫びをあげて喜んでいた。これでチャンピオン争いではロズベルグが273ポイントで再び逆転。ハミルトンに対し8ポイント差をつけた。残り6戦、2人のチャンピオン争いはいよいよ佳境を迎えていく。

マクラーレン・ホンダ勢はフェルナンド・アロンソがスタートの混乱で一時5番手に上がるも、力強いペースをみせることができず、7位でフィニッシュしポイントを獲得。一方のジェンソン・バトンは1周目の混乱でフロントウイングを破損し緊急ピットイン。その後も粘り強く順位を上げていたが、45周目にトラブルでガレージに戻り、リタイアとなった。

2016F1第15戦シンガポールGP決勝結果
1.ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
2.ダニエル・リチャルド(レッドブル)
3.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
4.キミ・ライコネン(フェラーリ)
5.セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
6.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
7.フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
8.セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
9.ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)
10.ケビン・マグヌッセン(ルノー)


リタイア.ジェンソン・バトン(マクラーレン)

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  2. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  3. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  4. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  5. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  6. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  7. MINIに新種『エースマン』登場、航続406kmのEV…北京モーターショー2024
  8. ホンダ『ヴェゼル』マイナーチェンジで3グレードに集約、納期改善へ…「HuNT」「PLaY」新設定で個性強調
  9. 「何にでもなれる自由な存在」グランドクロスオーバー、スズキ『GSX-S1000GX』の凄みとはPR
  10. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
ランキングをもっと見る