9月29日、フランスで開幕するパリモーターショー16。同ショーに、イタリアのランボルギーニと英国のベントレーが参加しないことが分かった。
これは、パリモーターショーの主催団体が、公式サイトで明らかにしているもの。出展する自動車メーカーのリストに、ランボルギーニとベントレーの名前がない。
ランボルギーニとベントレーは、ともにフォルクスワーゲングループの傘下。パリモーターショー16への不参加は、新車発表のタイミングとの関係もあるだろうが、フォルクスワーゲングループの意向が大きいと見られる。
フォルクスワーゲングループについては2015年秋、大規模な排ガス不正問題が発覚。この問題に係るリコール(回収・無償修理)や訴訟リスクに備えて、多額の引当金を計上し、2015年通期決算が赤字に陥った。そのため、グループ全体でいっそうのコスト削減を推進している。
なお、フォルクスワーゲングループでは、フォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェ、セアト、シュコダの5ブランドが、パリモーターショー16に出展する。