アウディの米国法人、アウディオブアメリカは10月3日、9月の米国新車販売の結果をまとめた。総販売台数は、9月の新記録の1万7617台。前年同月比は1.6%増と、69か月連続で前年実績を上回った。
最量販車は、引き続きSUVの『Q5』。9月は3957台にとどまり、前年同月比は23.2%減と、2か月連続で減少した。『Q7』は新型投入の効果で、前年同月比27.5%増の2475台と2桁増を維持。『Q3』は1919台で、前年同月比は69.8%の大幅増が続く。
セダン系では、『A4』が3175台を販売。前年同月比は43%増と、3か月連続のプラス。『A7』は13.6%減の541台と減少傾向。『A6』は6.7%減の1599台、『A5』は21.1%減の746台、『A8』は24%減の335台と、引き続き落ち込む。
アウディの米国での入門車、『A3』は前年同月比18.5%減の2209台と、減少傾向。スポーツカーでは、新型『TT』が57.8%増の295台と回復。『R8』は前年同月の6倍の84台と、4か月連続のプラス。
アウディの2015年の米国新車販売台数は、初の20万台超えとなる20万2202台。前年比は11.1%増と、6年連続で販売記録を更新した。2016年1‐9月は、前年同期比3.2%増の15万2179台。アウディオブアメリカのマーク・デル・ロッソ上級副社長兼COOは、「新型Q5を我々と同じ地域、メキシコの最新工場で生産する」と述べている。