【F1 日本GP】わずか0.013秒差で競り勝ち、ロズベルグが今季8回目のポールポジション

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
2016F1日本GP 公式予選
2016F1日本GP 公式予選 全 10 枚 拡大写真

2016年のF1第17戦日本GPの公式予選が鈴鹿サーキットで行われ、ニコ・ロズベルグ(メルセデス)がポールポジションを獲得した。

当初の天気予報とは裏腹に、曇り空のドライコンディションの中で始まった予選。ここまでメルセデス勢の仕上がりが良いのが印象的で、Q1ではタイヤ温存のため2人のドライバーともにミディアムタイヤでタイムアタックをしていた。

その中でも、すべてのフリー走行でトップタイムだったロズベルグが好調で、Q2になると1分30秒714を記録しトップ通過を果たした。しかしQ3になると僚友のルイス・ハミルトンが反撃を開始。1回目のアタックでは1分30秒0.2秒上回りトップに浮上した。しかし、ロズベルグも新品のソフトタイヤに履き替えてもう一度コースイン。0.1秒更新し1分30秒647をマーク。そのすぐ後ろでハミルトンもタイムアタックを行っていたが、わずか0.013秒届かず2番手に。ロズベルグが今季8回目、通算30回目のポールポジションを獲得。また日本GPでは3年連続でのポールポジションとなった。

2番手にはハミルトンが入り、メルセデス勢がフロントローを独占。両者のタイム差を距離に換算すると、約82cm差と、最近の予選では稀にみるほどの大激戦となった。

3番手には、こちらも今週末好調のキミ・ライコネン(フェラーリ)。チームメイトのセバスチャン・ベッテルを抑える活躍を見せた。なおベッテルは予選4番手となったが、前回マレーシアGPでの接触行為によりグリッド降格ペナルティを受けることになっている。

地元レースで注目が集まるマクラーレン・ホンダは、Q1から苦戦。フェルナンド・アロンソはなんとか16番手に食い込んだが、ジェンソン・バトンは17番手となりQ1脱落。アロンソもQ2では思うようにタイムを伸ばせず15番手となってしまった。

抜きどころが少ない鈴鹿で、厳しいグリッドポジションとなったが、明日は粘り強い走りに期待したい。

2016F1第17戦日本GP公式予選結果
1.ニコ・ロズベルグ(メルセデス)1分30秒647
2.ルイス・ハミルトン(メルセデス)1分30秒660
3.キミ・ライコネン(フェラーリ)1分30秒949
4.セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)1分31秒028
5.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)1分31秒178
6.ダニエル・リチャルド(レッドブル) 1分31秒240
7.セルジオ・ペレス(フォース・インディア)1分31秒961
8.ロマン・グロージャン(ハース)1分31秒961
9.ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)1分32秒142
10.エステバン・グティエレス(ハース)1分32秒547


15.フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)1分32秒807
17.ジェンソン・バトン(マクラーレン)1分32秒851

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  3. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  4. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  5. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  6. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  7. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  8. ホンダ『ヴェゼル』マイナーチェンジで3グレードに集約、納期改善へ…「HuNT」「PLaY」新設定で個性強調
  9. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  10. ホンダが新型EVの『e:NP2』を中国で発売…北京モーターショー2024にも展示
ランキングをもっと見る