JR東日本の豪華寝台列車(クルーズトレイン)『TRAIN SUITE 四季島(トランスイートしきしま)』の専用車両として計画された「E001」形が、このほど10両全て完成した。10月13日は、10両編成による試運転が武蔵野線や中央本線で行われた。
E001形は、「EDC方式」を採用した『四季島』専用車両。電化区間では架線から供給される電気でモーターを回し、非電化区間では車両に搭載したディーゼル発電機でモーターに電気を供給する。
10両編成1本のみ計画され、1~4号車と8~10号車の計7両を川崎重工業が製作。5~7号車の計3両は総合車両製作所(J-TREC)が製作した。JR東日本は先に完成した川崎重工製の7両による試運転を9月から開始。10月に入ってからはJ-TREC製の3両を加えた10両編成の試運転を行っている。
E001形は今後もJR東日本の各線で試運転が行われる見込み。2017年5月の営業運転開始に向け準備が進められる。