米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)は10月上旬、タカタ製エアバッグインフレータの不具合によるリコール(回収・無償修理)に関して、マツダ車の最新の修理状況を公表した。
このリコールは、タカタ製のエアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合が原因。ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性がある。
これにより、エアバッグ展開時にインフレータ内圧が異常上昇。インフレータ容器が破損して飛び散り、火災や乗員が負傷するおそれがあるというもの。
10月上旬のNHTSAの発表によると、タカタ製エアバッグインフレータの不具合によるリコールにおいて、マツダ車は15万6593個のエアバッグインフレータを交換。修理完了率は、リコール対象全体の16.04%にあたる。8月の時点での修理完了率は13.7%だったから、この2か月で2ポイント弱、修理が進捗したことに。
15万6593個の内訳は、運転席側のエアバッグが、9万0737個。助手席側のエアバッグが、6万5856個。NHTSAは「修理完了率は、運転席側が19.63%、助手席側が12.81%」と公表している。