トヨタ自動車は11月1日、都内の同社施設MEGA WEBで「コネクティッド戦略説明会」を開き、”つながる技術”によるカーシェアリングなどモビリティサービスの強化策を公表した。
説明会で「コネクティッドカンパニー」のプレジデントである友山茂樹専務役員は、同社が外部の企業と連携しながら多様なサービスを提供する「モビリティサービス・プラットフォーマー」となる構想を提示した。
友山専務はコネクティッド技術の加速により、「クルマは走るだけでなく、(コンピューティング)クラウドの下で情報端末になる」との認識を示したうえで、シェアリングやリース、保険、タクシーといった多様なモビリティサービスに関与していく方針を示した。
さらに、自動車メーカーは「クルマの安心、安全を保証しなければならないので、サービスのプラットフォーマーとなる構造を早いうちに構築する必要がある」と述べ、将来のモビリティサービスをめぐる競争を優位に展開する態勢づくりを急ぐ考えも強調した。