「バスタ新宿」開業半年---利用者はほぼ想定通り、周辺道路で事故リスクが軽減

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「バスタ新宿」(渋谷区千駄ヶ谷)
「バスタ新宿」(渋谷区千駄ヶ谷) 全 2 枚 拡大写真

国土交通省は、今年4月4日に新宿駅南口に開業した、長距離バスターミナル「バスタ新宿」の開業後半年間の現状と課題についてとりまとめた。

「バスタ新宿」の利用状況では、高速バス利用者が当初計画の平均3万人/日、ピーク時4万人/日を想定していたのに対し、高速バス停集約が完了した7月1日後の平均が約2万9000人/日、最大利用者数が約3万8000人/日と、実績は順調に推移している。

累積利用者数は約446万人、1日平均便数は1468便で、最大1624便だった。方面別トップは箱根、2位が大阪、3位が河口湖だった。

主な課題として購買施設がないことや、女子トイレが少ないなど、待合環境などについて、利用者から改善を求める意見が多い。このため、利用者の声や専門家の意見も聞きながらバス会社やターミナル会社、商業施設と連携して利便性の向上に向けた改善を図る方針。

また、「バスタ新宿」周辺の交通状況では、国道20号バスタ前の急ブレーキ発生件数が平日0.80件/台kmが0.37件/台km、休日が0.61件/台kmが0.35件/台km。事故件数は月間1.5件が1.2件と微減ながら、バス停やタクシー乗降場の移転、レッドゾーン(駐停車禁止)の整備により、事故リスクが軽減しているとしている。

一方で、混雑状況(平均速度)は改善していない。今回の分析やさらなる調査を進め、関係者と協議し、国道20号などの交通円滑化の取り組みを強化するとしている。

《レスポンス編集部》

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