ボッシュは、11月9日に開幕した二輪車展示会「ミラノショー16」にて、セミアクティブ ダンピング コントロール ユニット(SDCU)を新たに発表した。
SDCUは、二輪および四輪バギー、水上オートバイ、スノーモービル等のパワースポーツ車両向けに開発したダンピング コントロール ユニット。ボタンを押すだけで好みのサスペンション設定を選択できる。
パワースポーツ車両に特化したロール オーバー コントロール機能では、センサーを用いてサスペンションストロークと横滑りを計測し、ダンパーを調整することで横転を防止。二輪車向けの後輪浮き上がりコントロールでは、車両のダンパーを調整して後輪の浮き上がりを低減する。さらに、SDCU搭載車両には路面状況を検知するための複数のセンサーも組み込まれ、特にオフロード走行時の走行安定性を高める役割を果たす。
SDCUは2017年にパワースポーツ車両向けに量産開始する予定だ。