センコーは、子会社のセンコー ロジスティクス メキシコがメキシコのバヒオ地区・レオン市に物流センターを建設し、2018年1月に稼働開始すると発表した。
メキシコは、日本や米国はじめ世界40カ国以上と自由貿易協定(FTA)を締結しており、特にバヒオ地区は、メキシコ中部に位置する交通の要衝で、日本をはじめ世界の自動車産業の集積が進んでいる。各国の自動車メーカーや自動車部品サプライヤーの工場進出が続いており、一大工業地域として発展が見込まれている。
今回、バヒオ地区に開設する新センターは、これらの需要を取り込むことで、地区内の混載輸送や、自動車メーカーとサプライヤー間の集荷・配送の拠点として業務を展開する。建物の延床面積は1万5500平方メートル。
また、メキシコに進出する日系企業のプラント輸入業務や、メキシコに拠点を持たない日系企業のメキシコ向け貨物の保管から配送まで、一貫サービスを提供する。
同社はメキシコに今年1月、センコー メキシコを設立し、トラック輸送や2カ所の賃借物件で倉庫事業を展開している。新センター稼働で、規模と機能を拡充し、米国拠点を含め、北米事業の拡大を図る。