国土交通省は、覚醒剤使用容疑で逮捕されたASKA容疑者がタクシーでのドライブレコーダー映像が流出したことに関して、適切な管理の徹底を関係団体に通知した。
タクシーに装備されたドライブレコーダーにより後部座席のASKA容疑者が撮影された映像がテレビで放映されるという事案が発生した。
国交省では、ドライブレコーダーの映像は、運転者に対する安全運転指導や事故調査・分析を効果的に行うなど事業用自動車の安全確保のために活用されるべきであり、自動車運送事業者が、この趣旨に反し乗客のプライバシーに配慮することなくマスコミに映像を提供するという行為が行われたことは誠に遺憾としている。
このため、ドライブレコーダーの映像に関しては、乗客のプライバシーを十分に配慮した上で、社内規程の作成を含め適切な管理を徹底するよう、日本バス協会、全国ハイヤー・タクシー連合会、全国コインタクシー協会に通達した。