ベストオブショーは世界に1台だけのアルファロメオ 6C2500SSベルトーネ…コンコルソ・デレガンツァ京都2016

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Best of Show アルファロメオ6C2500SSベルトーネ
Best of Show アルファロメオ6C2500SSベルトーネ 全 11 枚 拡大写真

12月3日から6日にかけて、世界遺産、元離宮二条城(京都府京都市)で「コンコルソ・デレガンツァ京都2016」が開催された。最終日の6日は、実際に二条城の玉砂利の上を全参加車両がゆっくりと走行。レッドカーペットの上で車両紹介とともに、受賞車が紹介された。

今回出展された22台は、日本はもとより海外からの車両も含まれ、その中にはアメリカのピーターセンオートモーティブミュージアム所有のドライエ『ティープ178シャプロン』や、2011年のコンコルソ・デレガンツァヴィラ・デステのBest of Showに輝いたアルファロメオ『6C2500SSベルトーネ』も含まれ、世界格式を目指す同イベントを象徴するかのようなラインナップだった。

今回のジャッジは、権威ある2大コンクールデレガンスの審査員や海外のクラシックカーを得意とするジャーナリスト等で構成され、厳正なる審査が行われた。

その結果、Best of Showに輝いたのは前述のアルファロメオ6C2500SSベルトーネだった。このクルマは、カロッツェリアベルトーネがショーモデルとして作成した逸品で、現オーナーの手で、オリジナルに忠実にレストアされたものだ。

また、来場者による人気投票、People’s Choiceではビッザリーニ『A3Cコルサ』が受賞した。これら以外には、戦前のオープンカー部門ではランチア『ラムダティーポ221カッサーロ』、同クローズドカー部門はロールスロイス『25/30スポーツサルーン』。戦後のオープンカー部門では、ドライエティープ178シャプロン、同クローズドカー部門はマセラティ『A6C2000ビニャーレ』。そして、ベストイタリアンカー部門ではマセラティ『3500GT』がそれぞれ受賞した。ロールスロイス25/30スポーツサルーンは吉田茂元首相の愛車として知られ、また、マセラティ3500GTはエリザベス・テイラーが所有していたという、ヒストリーが考慮され受賞に至った。

なお、二条城では引き続き、「ARTISTIC CARS AT WORLD HERITAGE」と題し、1970年代から2000年代までの幅広いヒストリックカーが、12月11日まで展示されている。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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