今年の最も魅力的なクルマのカラーデザインを選ぶ「オートカラーアウォード2016」(主催:一般社団法人日本流行色協会)の最終審査・発表会が12月10日、神奈川県横浜市の横浜美術館で行われた。
今年は自動車・二輪車メーカー各社がエントリーした中から14のデザイン、27台をノミネート。一般審査員を含めた最終選考の結果、マツダが今月22日から発売する『ロードスターRF』の「マシングレープレミアム(外装)/オーバーン(内装)」が「グランプリ」に輝いた。”魂動”デザインの造形美を質感高く際立させる独創的な塗装技法が評価されたという。
カラーアウォードは今回で19回目となるが、マツダがグランプリを受賞するのは、2000年の『ロードスター』(クリスタルブルーメタリック)に次いで2回目となる。
また、特別賞には、ホンダの子会社の本田技術研究所がエントリーした高級スポーツカー『NSX』(スーパースポーツエクスペリエンス)と、ヤマハ発動機がバイクのデザイン戦略の一環としてアピールした『XSR900』と『Vino Deluxe』が選ばれた。
低迷が続く国内の新車市場は経済性を重視した低燃費の「エコカー」が主流となっているが、オートカラーの世界ではドライビングの楽しさを伝えてくれるマツダとホンダによるスポーツカー同士の対決となったのも興味深い。