北陸新幹線の敦賀以西ルートについて、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームは、JR西日本などが描く小浜京都ルート(約140km)で大筋合意。20日に詳細を発表する見込み。また、麻生太郎財務相は13日、大宮以南の新幹線区間を「もう一本増やせばいい」と伝えた。
「オレの知ってる範囲では、北陸新幹線って1時間に2本しか通ってないんじゃないの。確か、違うか? なぜ2本しか通らないんだ。あれだけもうかってんのに、あれはかんたんな理由で、東京~大宮間がいっぱいなんですよ。だったらもう一本増やせばいいんじゃないかな。新宿から引くとかさ」
大宮方から延びてきた新幹線の軌道は、新宿に乗り入れる計画があった。駅周辺の地下空間には新幹線のりば用に確保した空間が残っている。いっぽう、小浜京都ルートで最終調整に入りつつある敦賀以西は、あくまで敦賀から京都までのルート。その先の大阪までは具体的な進展はない。
国土交通省鉄道局が11月11日に発表した検討結果では、最も建設延長距離が長い小浜舞鶴京都ルート(約190km)の費用対効果(=総便益/総費用)が0.7、米原で乗り換えが要る米原ルート(約50km)が2.2、小浜京都ルート(約140km)が1.1と試算。所要時間は小浜京都ルートが最も短い約43分と想定している。