日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティは12月上旬、11月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は1万2112台。前年同月比は3.6%増と、3か月連続で前年実績を上回った。
セダン系では、主力の『Q50』(日本名:日産『スカイライン』)が3361台。前年同月比は11.1%減と、2か月連続で減少した。『Q70』(日本名:日産『フーガ』)は、前年同月比48.9%減の346台と、減少が続く。9月に新型を投入した『Q60』(日本名:次期日産『スカイラインクーペ』)が、前年同月のおよそ4倍の814台と、3か月連続のプラス。
SUVでは、『QX60』が3196台にとどまり、前年同月比は14.5%減と、5か月連続で減少。『QX50』(日本名:『スカイラインクロスオーバー』)は、改良新型モデル投入の効果で、前年同月比58.8%増の1442台と前年超えを保つ。
また、最上級クロスオーバー車の『QX70』は、前年同月比21.6%増の742台と、3か月ぶりのプラス。最上級SUVの『QX80』は、0.1%増の1738台と、8か月連続で増加する。新型コンパクトクロスオーバー車の『QX30』は、473台と良好な立ち上がり。SUV全体では、前年同月比8.6%増の7591台を売り上げた。
インフィニティの2016年1‐11月米国新車販売は、前年同期比1.4%増の12万0095台。その内訳は、乗用車が21.3%減の4万6516台、ライトトラック(SUV)が24.1%増の7万3579台。SUVが引き続き、牽引役を果たしている。