トヨタは1月4日、CESのプレス向けイベントでコンセプトカー『Concept-愛i』を公開した。プレゼンテーションに登壇したトヨタモーターセールスUSA シニアバイスプレジデントのボブ・カーター氏によるアンヴェイルでお披露目された。
”Yui”と呼ばれるAIエージェントを搭載し、人間と心が通じ合う関係を築くことができるしている。目のようなヘッドライトを持ち、目を開いたり閉じたりして表情を作るさまはアニメチックでもある。
Yuiはダッシュボードの丸い窓のような部分で意思を表現する。有機的な動きで感情のようなものを表現することで、クルマの状況をより分かりやすく、ノンバーバルコミュニケーションによって直感的に人間に伝える試みだ。自動運転の実現においては、運転主体の受け渡しをいかにスムーズに実施するかが大きな課題であり、それに対するトヨタの提案だ。
そのほか、ブレーキや右左折、自動運転中などの情報を車体に表示し、車外からも車の挙動を知ることができる。これも、自動運転においては、車外の人や他車とのコミュニケーションを車両側でも受け持つ必要があることによる。
チーフエンジニアはトヨタの岡部慎氏、デザイン担当はCALTYのチーフデザイナー、イアン・カルタビアーノ氏。