西武、東京メトロ、東急、横浜高速などに乗り入れる有料座席指定列車「S-TRAIN」が3月25日から走り出す。車両は西武初導入のシート向き転換可能車40000系で、指定料金(大人)は距離別で300~1060円。平日運行の列車が有楽町線終端の新木場発着ではなく、途中の豊洲で折り返す理由は…!?
東京メトロは、S-TRAIN が新木場まで行かない理由について「通勤・通学の利用者のボリュームを見て、また駅の乗降人員を加味して、営業運転は豊洲折り返しとした。回送として新木場の車庫まで向かうか、豊洲で折り返すかは未定」と教えてくれた。
「現状は10両で組む40000系を2編成で運用させる予定。通常通り、乗務員は小竹向原で交代し、メトロに引き渡す」と西武鉄道。
たとえば、豊洲に7時24分に着く平日早朝「S-TRAIN」については、「豊洲到着後の動きは未定。ダイヤ改正に向けて調整中だ。車両はそのまま営業運転で戻すか、回送で返すか、車庫や留置線に入れる、いろいろあると思うけど、まだ決まってない」とメトロはいう。
「仮に豊洲で折り返すとしても、豊洲で乗務員が座席をクロスからロングに転換する作業があるかどうか、それも未定」
首都圏の“民鉄連合”で始まる新たな有料座席指定列車、S-TRAIN。所沢と豊洲の間の平日指定料金は510円(約38km)、いっぽうJR普通列車グリーン車の「営業キロ50kmまで」の平日事前購入料金は770円だ。