【スズキ ジクサー】GSX-RのDNAをもって開発し、インドでヒット…いよいよ日本へ

モーターサイクル 新型車
1月27日より発売する150ccの新型ロードスポーツバイク「ジクサー」。
1月27日より発売する150ccの新型ロードスポーツバイク「ジクサー」。 全 13 枚 拡大写真

スズキは1月18日、『ジクサー』および『GSX250R』の新車発表会を都内にて開催。二輪事業本部の伊藤正義 本部長は、インドで生産し、1月27日より国内でも新発売する150ccの新型ロードスポーツバイク『ジクサー』について次のように述べた。

「インドでバイク・オブ・ザ・イヤーを13の部門で総なめにし、非常に嬉しかったのですが、営業に携わる人間としては売れて当たり前と言われるので、受賞は2つか3つくらいが手頃かなって思いました」(伊藤 本部長)

「これまで、インドにはこういったデザインのバイクはなく、いまもジクサーは非常に売れています。インドの2輪車のデザインの方向性を転換させたエポックメイキングなバイクではないかと自負しております。現在では他社も200cc程度のモデルを市場に導入し、インドでは非常に競争の激しいカテゴリーになっています」(伊藤 本部長)

「ジクサーはインドからアセアン諸国、バングラデシュ、ネパールなどに輸出し、メキシコやコロンビアでもよく売れています」(伊藤 本部長)

「名前の由来は、アメリカでGSX-R1000や750がジクサーと呼ばれておりまして、今回のモデルもGSX-RシリーズのDNAをもって我々は開発しておりますので、そのニックネームを用いました」

スズキは海外市場での人気モデルを国内にも投入することで、軽二輪車の新規需要を開拓する方針。インドから国内への2輪車輸出はスズキとしては初めてで、「日系メーカーでインド製のバイクを輸入して日本で発売するのは私どもが初めて」と、伊藤 本部長は述べた。

同社の国内モデルは豊川工場(愛知県豊川市)や近隣のアジア諸国で生産。ジクサーは31万6440円の価格で販売する。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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