【ウェアラブルEXPO 2017】犬や猫の気持ちがわかるスーツが登場、今春発売へ…アニコール

自動車 ビジネス 企業動向
アニコールが展示した「バイタルスーツ」
アニコールが展示した「バイタルスーツ」 全 2 枚 拡大写真

犬や猫などのペットを飼っている読者も多いだろう。しかし、その気持ちとなるとなかなかわからないものだ。それがわかるスーツが登場した。アニコールがウェアラブルEXPO(18~20日、東京ビッグサイト)に展示した「バイタルスーツ」がそれで、今春の販売を目標に最後の詰めの作業を行っているそうだ。

バイタルスーツは同社が東洋紡と共同で開発したもので、東洋紡が素材などのハードを、そして同社が解析ソフトやアプリなどのソフトを担当した。「もともとは競走馬の調教用として開発したんです」とアニコール関係者。

それは心拍測定用電極と心拍センサー、高精度GPSがついた帯のようなもので、それを競走馬の胴回りに巻き付けると、心拍、速度、加速度などがスマホでリアルタイムで確認できるのだ。そのデータを見ることで、競走馬が手を抜いて走っているかなどの状態を把握でき、最適なトレーニングを実施できるという。

今回展示したバイタルスーツはそれを犬や猫用に応用したもの。付いているセンサー類はほとんど変わらないが、競走馬とは解析するデータが違う。解析するのは自律神経、心拍変動、反応スピードなどで、そこから犬や猫の心の動きを推測するわけだ。そして、それをスマホにグラフやニコニコマークで表示する。

「総合的な活動量も測定していますので、病気になっているとか、老い始めているとか、飼い主が気づくことができると思います。いま、犬の訓練所やブリーダーの間で注目されています」と前出の関係者は説明する。警察犬の養成所とは共同研究の話も持ち上がっているそうだ。

ちなみに価格は2万5000円を予定している。また、首輪も販売するそうで、こちらは9800円の予定だ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、新型3列シートSUV『CX-80』をついに世界初公開 日本導入時期は
  2. トヨタ『ランドクルーザー250』発売、520万円から…特別仕様車も
  3. ジムニー愛好者必見! ベルサスVV25MXが切り拓く新たなカスタムトレンドPR
  4. シトロエンの新デザイン採用、『C3エアクロス』新型を欧州発表
  5. トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
  6. トヨタ ランドクルーザー250 をモデリスタがカスタム…都会派もアウトドア派も
  7. 一気に200馬力以上のパワーアップ!? アウディのスーパーワゴン『RS4アバント』後継モデルは電動化で進化する
  8. 日産はなぜ全固体電池にこだわるのか? 8月にも横浜工場でパイロットプラントを稼働
  9. アルファロメオ『ジュニア』がミラノ・デザインウィーク2024に登場
  10. トヨタ カムリ 新型、全車ハイブリッドに…今春米国発売
ランキングをもっと見る