京成グループの京成トラベルサービスは2月25・26日の計2日間、「さよなら3500形未更新車記念ツアー」を実施する。
3500形は1972年から1982年にかけて96両が製造された、京成電鉄の電車。車体の外板にステンレスを採用し、京成の車両としては初めて冷房装置を搭載した。一部の車両は1996年から大規模なリニューアルが行われ、外観も大きく変化している。
京成トラベルサービスの発表などによると、リニューアルが行われなかった車両(未更新車)のうち、最後まで残った4両編成1本が2月で営業運行を終了することが決定。京成トラベルサービスはこれを受け、未更新車の乗車ツアーを企画した。
ツアーは2月25・26日の両日とも、京成上野駅を9時00分頃に出発して宗吾車両基地に向かうが、経路は「当日までのお楽しみ」。編成両端には「卒業」「感謝」と記されたヘッドマークを取り付ける。宗吾車両基地では未更新車と基地内の保存車両の撮影会を行う。
旅行代金は大人9400円・子供8400円。参加申込みは専用電話で受け付けている。