【キャンピングカーショー2017】これならイケそう!? 400万円以内でキャンパーライフ

自動車 ニューモデル モーターショー
ジャパンキャンピングカーショー2017
ジャパンキャンピングカーショー2017 全 35 枚 拡大写真

車内のソファで海を見ながら紅茶、都会を離れて夜空を眺めながら就寝、あこがれのキャンピングカーライフ。手の届きそうな500万円以下にクローズアップして、会場をまわってみると、軽キャンパーとバンコンバージョンというカテゴリに“光”が見えた(写真35枚)。

日本のキャンピングカーは、1999年に日本RV協会が呼称の統一を図り、8つのカテゴリに分類された。

●キャブコンバージョン---トラックをベースにシェルを架装したモデル。
●フル&セミフルコンバージョン…ストリップシャシーをベースに、イチから製作したボディを架装したモデルがフルコン。バスのキャブとフロアのみ残してカットしシェルを後部に架装したモデルをセミフルコンという。
●バスコンバージョン---バスをベースにしたモデル。
●トラックキャンパー---軽トラックやピックアップトラックの荷台に脱着可能なシェルを搭載したモデル。
●バンコンバージョン---ワンボックスカーやミニバン、ワゴンをベースに架装したモデル。
●キャンピングトレーラー---被けん引装置を備えたシャシーにシェルを架装したモデル。
●軽キャンパー---軽自動車をベースに架装したモデル。

◆軽キャンパーは4・5・8、ポップアップ・脱着などの違いが

このなかでも最もリーズナブルな部類の軽キャンパーは、キャンピングカー登録の8ナンバー、4ナンバーの軽貨物登録、5ナンバーの乗用車登録などがある。軽キャンパー専門店の担当者は架装の違いについてこう教えてくれた。

「ルーフ全体が垂直に持ち上がる『ポップアップ式』や、軽トラの上に部屋を置くイメージの『脱着式』がある。ポップアップ式には、片軸だけでドアのように開くタイプもある。脱着式は、部屋となるキャビンを自宅でも外せるように、ジャッキが付いている。車検時は、部屋が『積載物』になるので、外して検査を受けなければならない。こうしたタイプによる違いから、ポップアップ式は8ナンバー、脱着式は軽貨物の4ナンバーになる。また、8ナンバーは初年度以降は車検が2年おき、4ナンバーは1年おき、いろいろ違いがあるから、相談して」

たとえば、ダイハツ『ハイゼットトラック』ベースのドア型ポップアップ式(インディアナ・RV)は、ソファやテーブル、カセットコンロ、LED室内照明などがセットになって334万円~。スズキ『キャリー』ベースの垂直ポップアップ式(MYSミスティック)は283万円~。ハイゼットベースの軽トラ脱着式(同)は323万円~という具合。「上下可動のベッドだけなら136万円」(カスタムセレクト)とうたうショップもあった。こうした価格差やタイプの違いのほかに、定員の違いも出てくる。

「5ナンバーのポップアップ式は定員4人が確保できるが、4ナンバー貨物車の脱着式の場合は積載物としての部屋に居ながら走れないので、定員は2人になる」

◆シンプルな車中泊仕様が人気のバンコンバージョン

ワンボックスカーやミニバン、ワゴンをベースとしたバンコンバージョンは、ベース車と同じナンバーで登録する仕様や、ポップアップルーフ架装、キッチンなど“重装備”のキャンピング登録8ナンバーといろいろ。「最近は、シンプルな車中泊仕様が人気」という。

「就寝大人MAX6名が可能」「乗車定員は9名」「8ナンバー登録車」という文字が踊るリンエイプロダクトのバンコン(トヨタ『ハイエース』ベース)は、サブバッテリーシステム、100Wソーラーパネル、100V電子レンジ、大型TV・DVDシステム、21L冷蔵庫、カセットコンロ、セカンドシート、ベッド、テーブルなどがセットで433万円~。

軽キャンパーより安いバンコンもある。「付帯設備を省いて、寝ることだけに集中したシンプルなお部屋タイプ」のトヨタ『ライトエースバン』ベース(Stage21)は、249万円~。200万円台でもサブバッテリーや車中泊カーテン、後席省電力クーラー、電子レンジ、走行充電システムなどがついている。

こうしたバンコンは、フルセットの軽キャンパーよりも安いモデルも見つけられた。「軽よりもゆとりのあるサイズ、走り、安定感があるほうがいいという人たちは、バンコンを軸に見ていく」とフロア担当者はいう。

---せっかく8カテゴリ・300台以上のキャンピングカーが集結したイベントに来たから、1000万円台超の“夢のキャンピングカー暮らし”を思い描きながら会場を歩いてみよう。本稿写真には、1790万円のフォード『E450』ベースキャブコンや、1066万円のフィアット『DUCATO』ベースキャブコンの車内外画像も掲載しているので、そのゴージャスぶりを感じてみて。

《レスポンス編集部》

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