相鉄「歩くような速さで」駅メロ導入…フェリス学生が制作

鉄道 企業動向
緑園都市駅に導入される到着サイン音の楽譜。3月1日から試験を開始する。
緑園都市駅に導入される到着サイン音の楽譜。3月1日から試験を開始する。 全 2 枚 拡大写真

相模鉄道(相鉄)などは2月27日、いずみ野線の緑園都市駅(横浜市泉区)に電車到着サイン音「アンダンテ」を試験的に導入すると発表した。駅の近くにある大学の学生の協力によりサイン音を制作した。

発表によると、上り(横浜方面)のサイン音はクラリネットとアルトフルートで音が上がり、下りのサイン音はビブラフォンで音が下がる。列車の種別によってテンポを変え、快速はテンポ80で音源の冒頭は16分音符、各停はテンポ68で音源の冒頭が8分音符になる。「アンダンテ」は「歩くような速さで」を意味する音楽の速度記号に由来している。

緑園都市駅は1976年4月に開業。近くにはフェリス女学院大学の緑園キャンパス(1988年開設)がある。同大学の学生の間では「高架上の線路を走行している電車の到着がわかりづらい」との声が多かったことから、音楽学部音楽芸術学科「音環境デザインゼミ」の学生が、相鉄の親会社である相鉄ホールディングスにサイン音の導入を提案。相鉄は試験の場として緑園都市駅を提供し、サイン音の共同プロジェクトが立ち上がったという。

関係各者は「相鉄の経験と技術的な協力のもとに、学生達がサイン音が流れる場所やタイミング、長さなどにもこだわって音づくりを行いました」としている。3月1日の10時から試験を開始し、不具合がなければ本格稼働に移行する方針だ。

《草町義和》

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