ヤマハ発動機が建設を進めていた、表面実装機や産業用ロボットの開発・製造・販売を行うIM事業部の新事業所が浜松市北区に完成した。28日、落成式を行なった。
同社IM事業部は、開発・製造・販売一体のスピード経営という強みを活かし、自動車、家電・LED、モバイル・EMS(設計・生産受託サービス)領域へと販路を拡大し、高収益型のビジネスモデルの確立を図っている。
主力商品の表面実装機は、各カテゴリーでそれぞれ世界トップレベルの搭載速度と多種多様な部品・基板に対応可能な汎用性を同時に両立できる独自の「1ヘッドソリューション」コンセプトを採用し、特に汎用機分野ではトップシェアを誇る。また、産業用ロボットも単軸・直交・スカラ・多関節といった多彩なロボットから、画像処理システム、搬送リニアコンベアモジュールに至るまで、自動化工程に求められる産業用ロボットと周辺機器をトータルに幅広くラインアップしている。
新浜松IM事業所は、これまで静岡県浜松市内に3か所あった事業所・工場を集約し、IM事業部の事業規模拡大を目的に新設。新事業所にて、中期経営計画で掲げた事業目標「売上高600億円・営業利益率20%」の実現を目指す。