【新聞ウォッチ】「3・11」大震災から丸6年---福島県で遅れる道路除染、減らぬ汚染水

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2017年3月10日付

●道路除染10自治体遅れ、福島、汚染土仮置き場不足(読売・1面)

●三菱自、不正防止策来月1日までに実施、燃費データ問題(読売・12面)

●東芝上場維持へ正念場(読売・13面)

●ドライバー不足解消なるか、「準中型」免許12日新設(読売・35面)

●EV、PHVに米で本格参入へ、ホンダ(毎日・6面)

●AIバス好きな場所で乗れます、ドコモなど開発、予約後に最適ルート判断(産経・11面)

●アジア企業収益力二分、物言う技術・ブランド(日経・3面)

●トヨタ・スズキ両トップ、インド首相と会談(日経・15面)

●EVに対抗エンジン磨く、ガソリン車の燃費改善、マツダ・走行中一部休止で1割、日産・出力を自在に最大3割(日経・17面)

ひとくちコメント

あの時から生涯1年で一番忘れない日が、今年もやってくる。2万人近くが犠牲になった東日本大震災からあす3月11日で丸6年を迎える。東京電力福島第1原発事故の被害は新たに子どものいじめ問題まで発展して相も変らぬ悲惨な状況が続く。

大震災丸6年を迎えて、きょうの各紙も被災地の現状などを取り上げた震災関連の特集記事が目立つ。

なかでも、東京は「福島第一原発の今」をレポート。「事故発生から6年たっても、日々大量に発生する汚染水に足を取られ、苦しい闘いが続く。『廃炉まで3、40年』はあくまで目標。道筋は見えない」と伝えている。

読売は1面準トップで「道路除染10自治体遅れ」とのタイトルで「福島県と県内30市町村が実施している除染事業のうち、道路除染は9市町村と県で、国の目標の今月末までに完了しない見通しであることが分かった」と報じている。

毎日も社説で「福島の声をどう聴くか」と大震災から6年をテーマに取り上げて「被災地は復興の途上にあるが、東京電力福島第1原発事故に見舞われた福島県の苦難は現在進行形だ」と指摘。「原子力災害の悲惨さは、6年の歳月を経てなお目の前に立ちはだかる」と取り上げた。

被災地のなかでも福島の復興を着実に進めるためには、放出された放射性物質の除染を続けていくことが欠かせない。きょうの東京に掲載された原発の最高責任者のコメントを引用すれば「ようやく登山口に立ったぐらい。山の高さも分からない」。これでは1年先も10年先の「3・11」でも、同様な記事が取り上げられそうな気がしてならない。

《福田俊之》

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