フランスの自動車大手、ルノーは3月9日、スイスで開催中のジュネーブモーターショー2017において、『トレゾア』が「2016コンセプトカーデザインオブザイヤー」を受賞した、と発表した。
トレゾアは、ルノーデザインの新たな方向性を示したコンセプトカー。未来の2シーターGTスポーツを提案した1台で、その特徴は、ボンネットとルーフが一体で開く点。ワンピースのクラムシェルルーフは、宝石箱のように持ち上がり、室内へのアクセスを可能にする。
パワートレインは、EV。EVレースの「フォーミュラE」マシン用を基本とするモーターは、最大出力350hp、最大トルク38.7kgmを発生する。車両重量は1600kg。0-100km/h加速は4秒以下。
「コンセプトカーデザインオブザイヤー」は、世界のトップ自動車デザイナー20名の投票によって、選出される賞。トレゾアは、ドラマティックなプロポーションや新素材を積極的に用いたインテリア、外装と内装とのデザインの強い一体感などが評価され、栄冠を手にしている。