2035年、コネクテッドカーは世界市場9990万台と予測…新車の9割

自動車 テクノロジー ITS
コネクテッドカーの世界市場
コネクテッドカーの世界市場 全 1 枚 拡大写真

富士経済は、自動運転を視野に入れた需要増加が見込まれるコネクテッドカーとIT業界をはじめ、テレマティクスサービスや関連システムの市場について調査し「コネクテッドカー関連市場の現状とテレマティクス戦略2017」にまとめた。

報告書ではエリア別市場動向やコネクテッドカーと自動運転の関連性、法規制状況、通信技術動向やサイバーセキュリティに対する取り組みなどに加え、参入企業事例を捉えたほか、コネクテッドカー関連製品やソリューション、今後有望視されているテレマティクスアプリケーションなど50品目の市場を明らかにし、将来を予測した。

通信モジュールやモバイル端末と連携することでインターネットと接続するコネクテッドカー(乗用車)の世界市場(新車販売ベース)は、年々拡大すると予想。コネクテッドカー(乗用車)の世界市場は2030年が8890万台、2035年に9990万台を予測、2030年に販売される新車の8割以上、2035年には9割以上がコネクティビティシステムまたはサービスに対応すると予想する。

注目市場の調査では、テザリング/モバイル連携IVI(車載テレマティクスシステム)市場の2017年が4655億円を見込むが、2035年には7525億円に成長すると予測する。

また、ライドシェア/配車サービス市場は、2017年に2兆2555億円を見込むが2035年には7兆0630億円を予想する。

ライドシェアは認知度向上が進み、簡単にユーザー登録を行えることからユーザー数は増加している。場所や時間に合わせて複数のライドシェアを使い分けるユーザーの増加や、ウーバーのようにグローバルなサービス普及によって市場は堅調に拡大すると予想する。今後、高齢化が進むことにより、運転が困難になる高齢者の足としても需要増加を見込む。

カーシェアリング市場は2017年2208億円を見込むが、2035年に1兆4420億円を予想する。

カーシェアリングは、ライドシェアや他業態におけるシェアリングサービスの登場などで認知度が向上しており、会員数増加にあわせて市場が拡大していくと見られる。

また、近年では乗り捨てが可能な「ワンウェイカーシェアリング」や個人間でやり取りができる「P2Pカーシェアリング」が展開されている。各地の道路事情や交通事情などから普及するエリアは限定的で、欧州や中国が市場をけん引していくと予想する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 40アルファードの静粛性が一変!調音施工で快適性が飛躍的に向上
  2. トヨタ カムリ 新型、全車ハイブリッドに…今春米国発売
  3. シトロエンの新デザイン採用、『C3エアクロス』新型を欧州発表
  4. 【ホンダ N-BOX 新型試乗】アイデアの詰まった使い勝手はまさに「ニッポンの国民車」だ…中村孝仁
  5. レゴ ブロック初心者再び! セナが愛用した「マクラーレン MP4/4」を組み立ててみたら感激した
  6. マツダ、新型3列シートSUV『CX-80』をついに世界初公開 日本導入時期は
  7. [15秒でわかる]トヨタ『4ランナー』新型…オフロード仕様のTRDプロを設定
  8. ジムニー愛好者必見! ベルサスVV25MXが切り拓く新たなカスタムトレンドPR
  9. トヨタ『ランドクルーザー250』発売、520万円から…特別仕様車も
  10. レクサス『GX』通常販売は今秋に、先行して100台を抽選販売へ 価格は1235万円
ランキングをもっと見る