米国のトランプ政権が、日本の自動車市場の閉鎖性の是正を求める意見書を、国際機関に提出していたことが判明した。
これは3月中旬、WTO(世界貿易機関)に米国政府が提出した書類から明らかになったもの。「日本の自動車市場の開放を求める」ことを含めた意見書を提出している。
この意見書の中で、米国政府は、「日本の自動車市場は閉鎖的。米国政府はこれまで、懸念を強く表明してきた」と述べ、日本の自動車市場について、閉鎖性を是正するよう求めている。
現在、米国の自動車メーカー「ビッグ3」では、GMとFCA US(フィアット・クライスラー)が日本市場に進出。フォードモーターは2016年内をもって、日本市場から撤退している。