JR東日本は4月4日、上越新幹線にE7系電車を導入すると発表した。2018年度から2020年度にかけて順次増備し、上越新幹線で運用されている車両のうち2階建て車のE4系電車を置き換える。
E7系は北陸新幹線の金沢延伸開業(2015年3月)に対応するため開発された12両編成の新型車両。定員は1編成924人で、座席はグランクラス・グリーン車が各1両、普通車が10両となっている。
E4系は1997年に東北新幹線でデビュー。新幹線初の全車2階建てとなったE1系電車(2012年引退)に続いて登場した2階建て車で、老朽化した200系電車の置換えと利用者の増加に対応するため導入された。8両編成で1編成の定員は817人。現在は上越新幹線で運用されている。
発表によると、上越新幹線に導入されるE7系は北陸新幹線のE7系と同じ仕様で、グランクラス付きの12両編成。2018年度から2020年度にかけて132両(12両編成11本)を順次導入する。
これによりE4系は2020年度末までに引退する予定。上越新幹線の車両がE2系電車とE7系の2形式になるほか、日本の新幹線から2階建て車両が姿を消す。JR東日本はE7系の投入で車内サービスなどの向上を図るとしている。