先日のジャパンインターナショナルボートショーの会場で、友人がヤマハマリンクラブ「シースタイル」に入会。早速借りてみるというので、私も一緒に乗ってきた。
シースタイルは小型船舶免許を持っていれば入会することができる、会員制のレンタルボートシステムだ。全国各地にホームマリーナがあって、いずれのマリーナでも同じ料金で借りることができる。なお、マリーナによってレンタル艇のラインナップが異なり、貸し出し時間が違うケースもあるので、予定を立てる際は事前に問い合わせしていただきたい。
その友人はだいぶ昔に船舶免許は取得しており、クルージングを楽しむというより釣りを時々楽しんでいた。シースタイルに入会すれば仲間で気兼ねなくボートをレンタルできる。また、スタッフの同行サービスもあるので、こうなれば、遊漁船に乗るのにほぼ近い感覚だ。ボートに“乗る”というよりも、ボートを“使う”ことができることにメリットを感じて入会した。
この日は初回のレンタルということで、講習と、レンタルした木更津マリーナ周辺から行くことのできるフィッシングスポットを、ローカルルールや浅瀬などの注意事項を確認しながらのクルージングとなった。第一海ほから第二海ほを回り、東京湾アクアラインの海ほたる周辺を回り、木更津マリーナに戻るというコースだ。ほぼ走りっぱなしの3時間。
この日レンタルしたボートは『YFR24』、コンパクトながら力強いフィッシング艇だ。175馬力のエンジンと、波のキレの良いハル形状は乗り心地にも奏功。結果的には大満足のひとときを過ごすことができた。
スタッフの同行もお願いした。地元のスポットは地元で経験のある人がよく知っており、色々と聞ける話もためになる。燃料代40リットル強の費用を合わせて、3人で乗りに行ったので、ひとり8000円ほどで、半日楽しめた。この日の船もあと2人乗れるので、そうすればさらに安価に利用することができる。
この日誘ってくれた友人も「シースタイルにはいると自分のペースで海に出られるので良い。実際はボートに乗りたいというよりも、釣りを楽しみたい方だが、シースタイルに入会するためには免許が必要なので、免許を取っておいて良かった」と話していた。
免許をとると、行動範囲が広がり、新しい仲間と新しいことができる。ヤマハシースタイルはそんなことを簡単に、多くの人が楽しめる機会を与えてくれる。