JR各社は、ゴールデンウィーク期間中(4月28日~5月7日)の利用状況をまとめた。
期間中は天候に恵まれたことや日並びが良かったことから旅客数はほぼ順調だった。
JR東日本の新幹線・特急・急行列車の利用人数は前年同期比8%増の409万8000人と前年を上回った。近距離きっぷの発売枚数は同4%増となった。
JR東海の新幹線は同11%増の337万1000人、在来線の特急が同6%増の17万1000人となり、合計が同11%増の354万2000人だった。新幹線は5月1日に小田原駅~新富士駅間で停電が発生したほか、在来線では4月30日に高山線・美濃太田駅~古井駅間で人が線路内に立ち入り列車に触車した影響で、一部列車に遅延・運休が発生したが旅客人数は伸びた。
JR西日本は山陽新幹線が同11%増の157万人、北陸新幹線が同1%増の30万人、在来線が同7%増の70万人で、合計が同9%増の257万人となった。
JR九州の新幹線・在来線合計が同16%増の72万8000人と好調だった。
JR北海道の主要4線区の特急列車が同5%減の26万5000人と前年割れとなった。4月30日に千歳線 函館線・白石駅付近で架線にビニールが付着した影響で快速エアポート10本を含む15本の列車が運休するなど、期間中に合計28本の列車が運休となった。