大阪市交通局は5月18日、大阪市営地下鉄の民営化準備会社を6月に設立すると発表した。2018年4月の民営化に向けて準備を進める。
発表によると、準備会社の名称は「大阪市高速電気軌道株式会社」。交通局長が発起人となり、6月1日に設立する。準備会社は鉄道事業法・軌道法に基づく事業許可・特許の移行手続きや、各種契約・協定の承継事務などを行う。
大阪市の交通事業は2006年頃から民営化の検討が始まり、今年3月までに市議会が民営化に向けた条例案を可決した。地下鉄各線と新交通システムの南港ポートタウン線(ニュートラム)は、大阪市が全額出資する新会社に移行する。一方、市営バスも大阪市が全額出資している大阪シティバスが引き継ぐ予定。地下鉄事業とバス事業が分離される。