ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ZFは5月18日、e.GO Mobile社と提携し、自動運転シティコミューターの合弁事業「e.GO Moove」を立ち上げた、と発表した。
e.GO Mobile社は、ドイツ・アーヘンに本拠を置くベンチャー企業。人や荷物を運ぶ自動運転システムを手がけている。同社はアーヘン工科大学で、最初のプロトタイプ車を発表したばかり。
e.GO Mooveでは、人と荷物が載せられる小型の自動運転シティコミューターを開発、生産、販売する計画。ZFは自動運転用の電動パワートレイン、車台およびシステムコンポーネントを供給する。
さらにZFは、この合弁事業にADAS(先進運転支援システム)、シャーシ、センサーの融合技術を提供する予定。このプロジェクトには、NVIDIA(エヌビディア)も参画しており、自動運転機能の開発とテストを共同で進めている。
ZFのシュテファン・ゾンマーCEOは、「自動運転で、コネクティビティと柔軟性に優れたeシャトルは、安全で快適、効率的で環境に優しい輸送手段として、将来都市部と首都圏で重要な役割を果たすだろう」と語っている。