インテル子会社、米オハイオ州と自動運転やコネクトカーの技術開発で協力

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インテルの子会社でIoT向けソフトウェアを手がけるウインドリバー社は6月21日、米国オハイオ州の交通研究センターやオハイオ州立大学、オハイオ州ダブリン市と協力して、自動運転車やコネクテッドカーなどの技術開発に取り組むと発表した。

計画では、オハイオ州中部のコロンバス地域を中心に、オートモーティブコミュニティの研究を加速することを目指す。自動運転車や他のコネクテッドカー技術の開発促進、品質の向上、開発・試験・実装の強化を安全かつセキュアに実現する戦略の策定や技術の開発を見込む。

今回の共同プロジェクトでは、新しい技術をテストし、路車間の相互連携により、地域住民の生活をどのように改善できるかを明らかにする予定。自動運転車本体に加えて、車車間や路車間の通信、コネクテッドカーのコックピット用ソフトウェア、スマートセンシングおよびマッピング、付随するデータ収集などの技術のテストを計画している。

プロジェクト初期段階の主要目標の1つが、走る実験室となる自動運転車の共同開発とテスト。ウインドリバー社は航空宇宙・防衛、インダストリアル、オートモーティブ業界で培った専門性を応用し、プロジェクト開発の陣頭指揮を執り、セーフティクリティカルシステム向けソフトウェアを提供する予定。

ウインドリバー社の自動車向け製品には、インフォテインメント、テレマティクス、デジタルクラスター向けシステム、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転システムなどの安全システム、クラウド型開発ツールやアプリケーションの機能強化などに対応するテクノロジーがある。

ウインドリバー社のコネクテッド車両担当、Marques McCammonゼネラルマネージャーは、「ソフトウェアは今日の自動車の要であり、車は地域社会で中心的な役割を果たしている。よって、自動運転の研究は、包括的かつ協働的に取り組むことが不可欠。その点で、技術の導入に積極的で、米国有数のスマートコネクテッドシティになったダブリンのような都市と協力することは、自然なこと」と述べている。

《森脇稔》

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