ドイツに本拠を置く自動車部品サプライヤーのZFは6月21日、最新の自動運転テクノロジーを発表した。
ZFは現在、レベル2およびレベル3の自動運転機能の開発に重点を置いている。たとえば、自動出口支援などの新しい機能を備えたハイウェイドライビングアシストシステムを改良。この機能により、ドライバーは高速道路から降りる際の出口車線を選択でき、出口車線への車線変更が自動的に実行される。
ドライバーは、タッチパネルの画面上でボタンを押し、選択した出口レーンを示すGPSマッピングデバイスと組み合わせて、この機能を使用できる。
また、ZFのエンジニアリングチームは、高解像度のレーダーを開発中。これをレーザー技術と組み合わせて、車両環境の3次元表示を可能にした。Tri-Cam 3レンズカメラと、前方および側面用のAC2000レーダーアプリケーションの組み合わせなどにより、車両周辺の360度の視認性確認能力が、さらに強化される。
ZFのシュテファン・ゾンマーCEOは、「オートメーションは、安全につながる必要がある。だからこそ、ZFは新技術の加速と道路上で実証されたシステムとのバランスを取る道を歩んでいる。ユーザーに利益をもたらす新しいイノベーションの強化、テスト、検証に取り組んでいく」と述べている。